WordPressが重い原因の切り分け方|サーバー・テーマ・プラグインどれが犯人か
「WordPressのサイトが重い」という相談は、原因が1つであることはほとんどありません。しかし、やみくもに高速化プラグインを入れる前に、どこが遅いのかを切り分けるだけで対策の精度は大きく変わります。本記事では、専門ツールなしでできる切り分け手順を解説します。
まず「何が遅いのか」を数字で見る
GoogleのPageSpeed InsightsにURLを入れると、2つの重要な数字が出ます。
- TTFB(サーバー応答時間) — 最初の1バイトが返るまでの時間。ここが0.8秒を超えていたら、原因はサーバー側(サーバー性能・PHP処理・DB)です
- LCP(最大コンテンツの表示) — ページの主要部分が表示されるまで。TTFBは速いのにLCPが2.5秒を超えるなら、原因はフロント側(画像・CSS/JS・テーマ)です
この2つで「サーバー側かフロント側か」がまず分かれます。
サーバー側が遅い場合の切り分け
- キャッシュの有無を確認 — ページキャッシュが効いていれば、2回目以降のTTFBは0.2秒前後になるはず。なっていなければキャッシュ未設定か効いていません
- プラグインを疑う — 管理画面も遅い場合はプラグインかDBが濃厚。Query Monitorプラグインで、遅いクエリを出しているプラグインを特定できます
- サーバー性能を疑う — 共用レンタルサーバーの下位プランでは、PHP処理自体が遅いことがあります。同じサイトを検証環境に置いて比べると判別できます
フロント側が遅い場合の切り分け
- 画像 — 最も多い原因。スマホ写真がそのまま3MBで上がっているケースは今でも頻発します。WebP変換と遅延読み込みで大きく改善します
- 使っていないCSS/JS — ページビルダーや多機能テーマは、使っていない機能のファイルも全ページで読み込みがちです
- 外部スクリプト — チャットウィジェット・SNS埋め込み・広告タグ。1つずつ外して計測すると影響が分かります
効果の大きい順・高速化対策
| 対策 | 効果 | 難易度 |
|---|---|---|
| ページキャッシュの導入・設定見直し | 大 | 低〜中 |
| 画像のWebP化・サイズ最適化 | 大 | 低 |
| 不要プラグインの削除・置き換え | 中〜大 | 中 |
| PHP/DBバージョンアップ | 中 | 中 |
| サーバー乗り換え | 大 | 中〜高 |
| テーマの作り直し | 大 | 高 |
高速化プラグインを入れる前の注意
キャッシュ系プラグインは効果も大きい一方、表示崩れ・フォーム不具合・会員ページの誤キャッシュという事故もよく起きます。導入時は必ず「ログイン状態」「フォーム送信」「カート・会員ページ」を確認してください。複数のキャッシュプラグインの併用は競合の原因になるため避けます。
まとめ|計測→切り分け→対策の順で
高速化は「対策の引き出しの多さ」より「切り分けの正確さ」で結果が決まります。シャノンのWordPress高速化サービスでは、計測と原因特定のレポートを先にお出しし、効果の大きい施策から着手します。改善前後の数値もセットでご報告するので、費用対効果が明確です。まずは無料の速度診断からどうぞ。